月に一度、GLA関西本部の月刊誌発行に合わせて、高橋信次先生の随筆をあげています。
興味が御座いましたら、ご覧下さい。
以下、GLA関西本部発行 2007.6月号月刊誌より転載
「助 力」
正法は自力である。
なぜなら、人間は神の子であり、原因・結果の因縁因果は、すべて自分の想念と行為にあるからである。
因縁因果を超えるには、善念を起こし、勇気と努力を持って自分を変えていくしかない。
守護霊の助力はそうした時に働き、私たちを導いてくれる。
最近ややもすると、こうした自力の精神を忘れ、いたずらに固有の天使の名を呼び助力を求める傾向があるのは遺憾である。
もちろん、天使の名を心に思い求めれば手を貸し与えてくれることもあろうが、しかし、それによって(たとえば病気)奇跡が起こり急場をしのいだとしても、病気の原因を根本的に改めないかぎり、また同じような、あるいは違った形で病をつくり出していくだろう。
自身を省みることなく、固有の天使の助力を求めることは、それはとりもなおさず他力の所業であり、他力はやがて欲望充足の道具と化してしまう。
このことは、自身を守っている守護霊をいたずらに口にする場合も同じことである。
ただ、守護霊の場合はその人を専任で守護し指導しているので、純然たる指導霊ないしは天使とは趣が異なる。
したがって、なにかあった場合、助力を求めたいときは守護霊の名なり祈願文を唱えるなりして助力を求め、決して固有の天使の名を口にしてはならないのである。
ユダヤ教のヤハウェー(エホバとも言う)も、このことを再三注意している。
注意の趣旨は、自身を省みることなく、いたずらに助力を求める傾向が強くなると、信仰自体が他力と化してしまうからである。
また、天使も地上の人びとが求めれば、他の重要な(天上界での自分の)仕事をおいてもその声に耳をかさねばならなくなり、それが時には、より多数の(天上界の)人々を犠牲にしなければならないことも起きてくるからだ。
それだけに、自分の都合のみを願って固有の天使の名を口にしてはならないのである。
人の心は一つにつながっている。
そのつながりは自身の守護霊であり、ついでその守護霊の近しい友人、先輩なりの指導霊であり、さらにそれにつながる天使の指導霊、そうして大指導霊とつながる。
こうして人の心は、光の子として、すべて一つにたばねられている。
それゆえ、助力を求める手順は、まず自身の守護霊であり、守護霊が経験不足の場合は、守護霊から指導霊なり天使に連絡される。
そうして、本人が知らない間に(自覚している者もあろう)、指導霊なり天使の助力が行われ、それが時として奇跡となって現れたり、智慧の涌現として、その人を助けるようになる。
しかし、こうした助力というものは、日頃の本人が努力しているか、誠実、真実であるかどうかによって、大いに変わってくる。
つまり、指導霊の助力の根底にあるものは、他力ではなく自力の精神であるからだ。
他力の生き方は、本人の人間性を否定し、神の子の創造力を曇らせる。
神は、自分を愛するものを愛し、自己の神性を否定する者を拒否する。
人は神の子であり、自分を愛せない者は神を否定し、、人を愛することができないからだ。
この意味において、いたずらに現実の現象、奇跡のみに心をとらわれ、自らを省みない行為は、厳に慎んでもらいたいものである。
以上。
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ここでは強く、「自力」の重要性について、理由付けを含めて書かれてあります。
良いも悪いも、すべて目の前に展開する事象は自分がつくりだし、自分の力で解決しなくてはならないようです。それを避けたら原因が解決するまで、新たな学習を課せられるようです。
どうしても解決できない時に「他力」にすがるんですね。
人間誰でも自分、あるいは身内が病気にでもなると、しかも医者の力では何ともならない、となれば神様に祈願したくなります。それが普通の人情でしょう。
そして助力を求めるのに、固有名詞を使ってはならない、とあります。
仮に自分が病気になった場合、身内がいるのにアカの他人に看病を依頼することはないし、仮に依頼した相手が慈悲深い方であっても相手の都合というのもありますので、そう簡単には四六時中とお願いできないですね。
しかも、身内がいるのにそれを無視して他人に看病を依頼する、としたらその身内の方の心を思うと、自分と関係が遠い、他人に依頼する・・・。そんなことは簡単に出来ないと思います。
まずは、一番親しい守護して頂いてる方にお願いする・・・。
分かるような気がします。誰にでも身内、必ずその存在はありますから・・・。
長文をご覧頂きまして、ありがとうございました。
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以下、上記にある「祈願文」全文です。
精神修養内容ですが、個人によっては当然のことながら宗教色に抵抗が生じますので、その場合は無視されてください!
紹介させて頂く、ということで参考のために掲載しています。
祈 願 文
祈りとは 神仏の心と己の心の対話である
同時に 感謝の心が祈りでもある
神理にかなう祈り心で 実践に移るとき
神仏の光はわが心身に燦然と輝き
安らぎと調和を与えずにはおかない
「前 文」
私たちは神との約束により 天上界より両親を縁として
この地上界に生まれてきました
慈悲と愛の心を持って 調和を目的とし
人びとと互いに手を取り合って 生きて行くことを誓い合いました
しかるに 地上界に生まれ出た私たちは 天上界での神との約束を忘れ
周囲の環境 教育 思想 習慣 そして五官に翻弄され
慈悲と愛の心を見失い 今日まで過ごしてまいりました
いまこうして正法にふれ 過ち多き過去をふりかえると
自己保存 足ることを知らぬ欲望の愚かさに 胸がつまる思いです
神との約束を思い出し 自分を正す反省を毎日行い
心行を心の糧として 己の使命を果たして行きます
願わくば 私たちの心に 神の光をお与えください
仏国土・ユートピアの実現に お力をおかしください
大宇宙大神霊・仏よ
わが心に光をお与えください
心に安らぎをお与えください
心行を己の糧として
日々の生活をします
(己の心に一日の反省をする)
日々のご指導 心から感謝します
天上界の諸如来 諸菩薩(光の天使)
わが心に光をお与えください 心に安らぎをお与えください
心行を己の糧として 日々の生活をします
日々のご指導 心から感謝します
天上界の諸天善神
わが心に光をお与えください 心に安らぎをお与えください
わが心を正し 一切の魔よりお守りください
日々のご指導 心から感謝します
わが心の中にまします 守護・指導霊よ
わが心を正しくお導きください 心に安らぎをお与えください
日々のご指導 心から感謝します
万生万物
わが現象界の修行にご協力 心から感謝します
先祖代々の諸霊
われに修行の体を お与えくださいまして 心から感謝します
諸霊の冥福を心から供養いたします
(心行の供養)
「先祖供養」
先祖代々の諸霊よ
私たちに肉体をお与えくださいまして ありがとうございました
私たちは神仏の子としての使命を悟り 正法の生活を実践しております
皆さまの冥福を心からお祈りいたします
もし諸霊の中に 暗い世界におられる先祖がございましたら
よく私の申し上げる神理をお聴きください
皆さまは この世の肉体は持っておられませんが
私の話はおわかりいただけるはずです
暗い世界は地獄でございます なぜ地獄で生活しておられるのか
おわかりになりますでしょうか
それは 人間として生活しておられたときに 神仏の子としての使命を
果たさなかったからでございます 自分のことばかりを考えて
心から人びとに 慈悲や愛を与えたでしょうか
人を恨んだり 妬んだり そしったり 怒ったりしたことをよく思い出されて
悪かったことを反省してください 自分でつくった過ちは反省し
神の許しをお願いしてください 心は安らぎ 必ず天上界に行けます
神理の経文を供養いたしますから よく心に受けとめてください
大宇宙大神霊・仏よ
迷える霊に光をお与えください 諸霊の罪をお許しください
実在界の光の天使よ
迷える霊に光をお与えください 安らぎをお与えください
実在界の諸天善神よ
迷える霊をお救いください いっさいの魔よりお守りください
「健康祈願」
大宇宙大神霊・仏よ(氏名をいう)に 光をお与えください
私たちはこの現象界で 肉体という舟に乗り 魂を磨き
神仏の体であるこの地上界に 平和と安らぎのある
ユートピアを建設せんがため 肉体を持ったのでありますが
眼・耳・鼻・舌・身・意の 六根煩悩に支配されて
多くの罪を犯してまいりました 私たちの罪をお許しください
私たちは正法に帰依し 自分の使命を悟りました
私たちの心に光をお与えください 心に安らぎをお与えください
当体に憑依しているいっさいの霊よ
あなたたちは人間に憑いてはいけません あなたたちが憑依していると
精神的にも肉体的にも苦しみ 私たちは魂を磨くことができません
この現象界は あなたたちの住む世界ではありません
あなたたちはいっさいの執着から離れなさい あなたたちも正法を悟って
光の世界へ帰りなさい
実在界の諸如来 諸菩薩(光の天使)よ
この迷える霊をお救いください
実在界の諸天善神よ
迷える霊をいっさいの魔よりお守りください
迷える霊よ
人間界の人びとに憑いていては 安らぎを得ることはできないのです
神仏に祈願して よく自分自身を反省しなさい
神理の心行を供養しますから 心によく銘記してください
(心行を朗読する)
「病気平癒祈願」
大宇宙大神霊・仏よ
わが心に光をお与えください 心に安らぎをお与えください
実在界の諸如来 諸菩薩(光の天使)よ
わが心に光をお与えください 心に安らぎをお与えください
実在界の諸天善神よ
わが心をいっさいの魔よりお守りください
私たちは正法に帰依して 日々を正しい想念と行為によって
調和と安らぎのある世界を築きます
(まず自分自身の心に光を受けてから、両方の手のひらを体の悪いところに向け、体より一センチぐらい離して健康祈願する。そしてさらに、次のようにいう。)
当体の意識(患部)よ
あなたたちは肉体舟としての使命を この現象界に出るときに
神仏と約束してきたはずです
あなたたち細胞集団は 魂修行の目的を果たしてください
大宇宙大神霊・仏よ
当体(患部)に光をお与えください 安らぎと調和をお与えください
(約三十分ぐらいで効果が出てくる。神理を悟った生活をしていれば、こうした効果はさらに大きく現れてくる。)
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