今度は 大隈重信の生家を訪ねて 

前回は職場へ向かう道路を少しばかり寄り道して、下村湖人の生家を訪ねました。
今回はその流れで(笑)別の偉人の生家を訪ねました。

幕末の佐賀藩士であり、「佐賀の七賢人」の一人、大隈重信の生家です。



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場所は佐賀県佐賀市水ケ江です。職場から南方向へ車で約10分の距離です。
旧佐賀鍋島藩の佐賀城内に生家は所在しています。武家屋敷です。

大隈重信といえば、私の頭にすぐ浮かぶのは早稲田大学。
早稲田といえば同じ九州の大分県中津藩出身である福沢諭吉が創設した慶応義塾。
一万円札の福沢諭吉の方が偉いんだね。笑!

このような話しがあります。
「早稲田大学」の名が広く知られるようになった頃、早大生を騙って下宿代を払わない人が出てきた。
それで、その「偽者早大生」対策として大隈重信が考案したものがあります。
近所の洋服屋の主人に、「偽者学生が真似が出来ないような、世界で唯一の帽子を作ってほしい。」と注文しました。洋服屋の主人はずいぶんと工夫を重ねて、角ばったひさしがついた独特の帽子を作ったそうです。
「早稲田の角帽」の起こりは、偽者早大生と本物の早大生を判別するために作られたのだとか・・・。



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邸宅の中です。欄間には書がたくさん掲げられていました。


もうすぐ夏休みですが、中学生の夏休みの課題の一つに「自由研究」があります。
こちらの生徒が社会科の歴史人物を調べる場合で一番多いのは、やはり大隈重信です。

大隈重信は、滅多に過去のことを語らぬ人であり、どちらかというと、いつも何か前途を語っていた人のようです。人生を顧みて晩年に残した名句です。
「顧みて過去の行程を想ふとき、その大部分は、多くは失敗と蹉跌との歴史である。
人間何人かひとたび自己の過去を顧みるとき、これが成功なりとして満足しうるものがあらうか。すべてはタイムが解決する、功名誰か論ずるに足らんやである」

「諸君は必ず失敗する。成功があるかもしれませぬけど、成功より失敗が多い。失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たねばならぬ。」

「学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である。しかし、卑しくも大成を期せんには、先ずこれらすべてを統(す)ぶる意志の大いなる力がいる、これは勇気である。」

また、大隈重信は長生秘訣五訓として
「怒るな。愚痴をこぼすな。過去を顧みるな。望みを将来に置け。人の為に善を為せ。」
と残しています。

日常の生活もいたって規則的であったようです。
早朝5時には起床して庭を1~2時間もかけて散歩。夜9時には必ず就寝していました。

そして、「何事も修養である。」と言っていたそうです。
修養とは、「何事も楽観的にみること。怒るな。貪(むさぼ)るな。愚痴をこぼすな。そして、世の中のために働け。」です。



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裏庭から見た藁葺きの屋根。
久しぶりに見た藁葺き屋根です。
私の実家も私が小学3年生の頃まで、このような藁葺き屋根の家でした。
牛のツノのように見える屋根の頂上。笑!


先に書きました幕末佐賀の七賢人とは
藩主、鍋島直正(なべしま なおまさ)=反射炉による大砲の鋳造で全国に名を馳せた名君。
副島種臣(そえじま たねおみ)=政治以外にも書家としての才能を発揮した多才の人。
江藤新平(えとう しんぺい)=司法制度の基盤を作った初代司法卿。
島 義勇(しま よしたけ)=札幌を中心に北海道を開拓した「北海道開拓の父」
大木喬任(おおき たかとう)=文部卿として教育体制の整備に尽くした元東京府知事。
佐野常民(さの つねたみ)=日本の赤十字事業の生みの親、「博愛の父」
がいます。



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こちらは佐賀城 鯱(しゃち)の門
大隈重信の生家から約700メートルの距離にあります。
当時から城の建物で残っているのはこの鯱の門だけのようです。
1726年に建てられたものが現存しています。
二重二階の櫓門で約1.7メートルの鯱が左右一組端に乗っています。向かって右側の鯱は木の陰に隠れてしまいました。
門には佐賀の乱で撃ち込まれた銃弾の痕が残っているそうです。
他の二の丸、三の丸、本丸も含めて焼失したそうです。高い石垣だけが現在、残っています。

あじけない下手な写真でしたが、ご覧頂きましてありがとうございます。


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こちらは記事とは関係ありませんが、6月4日に紹介したムービーの再掲です。
これはFC2動画にアップロードしたものです。
時間と興味ございましたら、ご覧下さ~い。









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ねじれて咲いている姿がかわいい。
花がハッキリ写っているものよりも、ちょっとピンボケの方を選びました。笑



タグ : myPhoto/Movie



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[ 2008/07/04 19:10 ] 随 想 | TB(0) | CM(8)
  1. ..
こんばんわ~ん♪

ゆきさん、私、知らなかった! 九州人として失格!(爆)
佐賀も史跡や名家が色々あるんですね!

佐賀の七賢人のことも、改めて拝見すると、すごい人ぞろい~。

茅葺屋根や、お部屋の中の様子は、時代を感じる風情がありますね。
特に3枚目は、灯りの感じが素敵。奥行きを感じて雰囲気ありますし~。(≧ω≦)bイイ!

早稲田の角帽のおはなし、そういえば聞いたことありました!^^

貴重なお写真見せて頂いてありがとう~♪


ねじれたお花はかわいいですね。(o^艸^o)
これもゆきさんとこのお庭ですか。^^


[ 2008/07/04 21:57 ] #sC8s1XYA [ 編集 ]
「顧みて過去の行程を想ふとき、その大部分は、多くは失敗と蹉跌との歴史である。
人間何人かひとたび自己の過去を顧みるとき、これが成功なりとして満足しうるものがあらうか。すべてはタイムが解決する、功名誰か論ずるに足らんやである」

これも名言ですねー。現代人には失敗したり、挫折したりすると、そこから学ばず、無反省にやけくそを起こす人が多くなったような気もします。

スピリチュアルなものがブームになっているのに、それが失敗や挫折から学ぶということにつながっていっていないように思います。
[ 2008/07/04 22:32 ] #y6LFAiUE [ 編集 ]
ぷりんちゃん。いつもありがとう!

そんなことはないよ。
私もぷりんちゃん地域の歴史なんか
分かりませーん。

佐賀は長崎県を持っていたから
外国のいろいろな文化が入ってきていた利点がありました。
藩は城内に弘道館をつくるなど学問にも力を入れていたようです。
大隈重信の母親も今で言う教育ママだったそうです。

幕末は薩長土肥といって肥前佐賀藩は
有力な藩でした。
今は「知らない県」日本一かも。笑!

室内の柱や床は飴色光していて
すっごく歴史を感じました。
いつも写真を褒めて頂いてうれしい!

花は現在私が住んでいる集合住宅のちょっとした草むらで撮りましたよ。
緑の草の中にひっそりとピンク色が目につきました。

コメントありがとうございました。
[ 2008/07/04 22:40 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
>無反省にやけくそを起こす人が多くなったような気もします。

ドキッ。爆!
私も若いころは、やけくそになって、爆
仕事を辞めたことがあります。汗!

ある程度の歳を重ねないと分かってこないこともあるかも。
私の場合ですが。笑!

コメントありがとうございました。



[ 2008/07/05 11:41 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
1万円札のほうがエライ

笑っちゃいました。今頃大隈さんは、アッチで地団駄踏んでいるかも?

さっき、タコたんちで北海道神宮に参拝したような気になったばかりで、今度はググっと南の佐賀にワープできたみたい!お得です。

ゆきさんは、案内板まで載せてくれるので、自分がそこに行ったような気持ちになれます。


角帽の話は初耳でした。

そしてここでも、いいオハナシがでてきますね。
やはり何かを成した人というのは、根底では同じものがしっかりとあるのだと思いました。

>「怒るな。愚痴をこぼすな。過去を顧みるな。望みを将来に置け。人の為に善を為せ。」


シンプルですが、すべてがここに集約されているような。


しかし毎朝1、2時間も散歩できるほどの庭・・・
玄関から1,2歩で外に出れてしまう我が家とは雲泥ですね(爆


ねじれの花、きれいです!
山野草かしら?大好きな色です。


[ 2008/07/07 09:53 ] #- [ 編集 ]
>さっき、タコたんちで北海道神宮に参拝したような気になったばかりで、今度はググっと南の佐賀にワープできたみたい!お得です。

ありがとうございまーす。
北海道から九州まで行ったりきたり
お疲れでございます。爆!


>ゆきさんは、案内板まで載せてくれるので、自分がそこに行ったような気持ちになれます。

そうおっしゃって頂くと、ちょっと安心しました。
案内文が長いので写真の文字を掲載することは
どうかなぁ・・・
と思っておりました。笑


そうですね。
人の上に立って指導してきた人の言葉には
経験をとおしてだから、どれも重みを感じますもんね。


「ねじ花」というそうです。
ランの仲間だそうです。
付近の草むらとかに、ちょくちょく目にする花でーす。


いつもコメントありがとうございます。
[ 2008/07/07 15:01 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
あんにょんはせよゞ(⌒o⌒ゝ)

ゆきたんの佐賀の七賢人のお話聞いて
幕末にも興味出てきたぇ v^ε^o)
中世の歴史小説ばっか読んでたんでぇ
たとえば島津やら立花やら...

大隈重信とゆえばやっぱ
早稲田大学どすなぁ

藁葺き屋根懐かしい (人⌒ε⌒*)
おばぁちゃんち思い出したぁ
いい写真取れてるじゃないですかぁ
(*⌒0⌒)ノノ ハoチハoチッ
[ 2008/07/08 01:28 ] #- [ 編集 ]
こんにちは

そうでしたよね。
れぃこはんは、確かどっかで中世の頃の歴史が好きだったという記憶がありあます!
九州の地の中世の歴史も詳しそう。

写真、ありがとう。
懐かしく思っていただいて嬉しいです。
昔の頃の古いお家はどこも、こんなんでしたよね!
大きな台風が来るとワラ屋根が一部分が吹き飛んで
台風一過は家の天井から青空が見ていました。笑!

コメントありがとうございました。
[ 2008/07/08 16:16 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
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