稲こづみ inakodumi 

これは 『稲こ積み』 です。久しぶりに見ました。
刈り取った稲を天日干しさせてあります。

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現在の農業は全部機械化されていますから、こんな手作りはめったにありません。
機械が入りにくい山間部なら、まだこういう方法は残っているかもしれません。
しかし、なぜ、平野部のここの田んぼだけが稲こ積み?

昭和40年代頃までは、この風景は秋の田んぼの風物詩でした。私が小学生の頃までは、どこの田んぼにも、これがずらり延々と並んでいたのが目に浮かびます。
うちも百姓でしたから、稲こ積みを作る手伝いをしていました。子どもは、もっぱら刈り取った稲を集める作業でした。
寒い風が吹く中、抱きかかえて運んでいた稲ワラの温かさを思い出します。
でもワラくずが背中の肌とシャツの間に入ったときのキリキリ感はイヤでした。笑!

稲を積むには、まず中央の積む位置に鍬(くわ)で穴を掘ってありました。
掘ったその土で四方に土の陣を作り、その陣の上に稲を四方交互にして重ねあげます。

そして稲こ積みがどんどん出来上がったら、弟と、鬼ごっこ、かくれんぼをして遊べます!
なんだか、のんびりしていた時代でした。


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ホトケノザです。この田んぼのわきに咲いていました。

hotokenoza1.jpg


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ところで、学習塾を長年経営しているので実感して分かるのですが、子どもたちの基礎学力の低下を長いこと感じていました。しかし来年度から、いよいよ、これまでの「ゆとり教育」を脱することになります。
2011年(平成23年)度から小学校、その翌年は中学校において新学習指導要領が施行されます。これに伴って来年度から徐々に移行措置が実施される運びとなります。

特に1992年ごろからのゆとり教育実施により、小学生と中学生は徐々に学習内容が削られてきました。
それと並行して、授業時間も徐々に削減。最初は第二土曜日だけ休校。そして第四土曜日追加。ついに完全週休二日により学校五日制になりました。
当時、官公庁などは週休二日を導入していました。公立の教員だけが土曜日の休みがないのは不公平だと日教組などの思惑もあったのでしょう。私学は土曜日休校は学力低下を懸念して実施しないところばかりです。

その削られてきた学習内容が来年度から徐々に戻ってくる、というわけです。
単元を削除(あるいは高校などへの先送り)しやすい理科・数学が、ゆとり教育の犠牲になっていました。
その当時に世間でも驚きだったのが、たとえば小学生で習う円周率の表しかたです。なんと、3.14を整数のみの3で表すことです。それだけでも当然、そのような学習では将来の子供たちの学力低下が深刻な状態になることは目にみえて分かっていたことです。
今後、学習内容が戻ってくるのは喜ばしいことですが、土曜日の半ドン登校をなくした現在では、増える学習時間をどこから捻出するのか・・・。
たとえば中学三年生の理数科でいえば、平成23年度には現行の授業時間よりも数学は35時限の増加。理科は60時限の増加。

だいたいが当時の校内暴力や学級崩壊、いじめや不登校は、詰め込み教育とか偏差値重視が原因だと叫ばれての、ゆとり教育導入でした。
が、しかし、ゆとり教育の結果、現状では一向にそれらは減りません。ますます学力低下、学級崩壊に拍車がかかっているようにさえ思えます。
ゆとりなど、どこにも結果が出ていない。そもそも暴力やいじめが急加速しているのは学力重視にばかり原因があるのではない筈です。
生きることの意味をしっかり考えさせることなく、人間のお互いの個の尊重、生命の根源に対する畏敬の念とか道徳的な価値観の教育欠如に他ならないはずです。
そんなことぐらいは当時の文部省や有識者達も判っていた筈です。

過去の愛国心や天皇崇拝が今さら極端に傾くことはないでしょう。
信教の自由、政教分離の公教育の立場はちょっと脇に置いといて、戦後に廃止された修身の公教育、あるいは宗教などから心の教育として良いところだけを抽出して、道徳的、市民的、精神的価値を育成する共通した心の教育作りを本気で検討したらどうですか! 
と、私は言いたいくらいです。他に心を育成する具体的な方法、手段はありますか? 

今後の日本を担う大事な子ども達。その知育、徳育の教育。・・・さぁ、どうする。ニッポン! 



テーマ : 季節の風景 - ジャンル : 写真

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[ 2008/11/20 16:02 ] 随 想 | TB(0) | CM(16)
  1. ..
うちの上の子が来春小学一年生です。晩婚なので(^^!)。
びっくりしたのは一年生の一学期から午後の授業があること!週休二日のため、昔だったら土曜日の分の授業を月~金に振り分けたんですねー。子供の負担が大きい感があります。

教職員はどうしてみんなそろって土日を休まなければならないのか理解しがたいですね。交代で休みをとって土曜日も授業を入れたらいいじゃないかと思いますけどね。

それはさておき、私が子供の頃は、男女雇用機会均等法ができる前でしたから女性は主婦が多かったんですね。また三世代同居が多かった。だから子供たちが学校から帰ってくると家に家族の誰かがいる家庭が普通でした。鍵っ子は今ほど問題になっていなかったように思います。
でも今は女性は結婚後も仕事をしている人が多いし、核家族が多い。学校から帰ってきた子供たちの面倒を見る大人がいないのです。

国はかつて産業の工業化を推し進めるために農村に多かった三世代同居の大家族を崩壊させて若い人たちを都市部に集め夫婦だけの核家族化を促しました。
さらに女性を労働力として活用しようとして共稼ぎ化を促しました。

そのため家に取り残される子供たちにきちんとしつけをする大人がいなくなってしまいました。

そのツケが今、教育の問題としてあちらこちらで出てきているんだと思いますね。

[ 2008/11/20 23:21 ] #y6LFAiUE [ 編集 ]
ごモットモだと思います!

うちはお姉ちゃんが今小1です。
いつもお世話になっているお友達のお母さん(過去、学校の先生)が、『今の一年生は二年生に上がったときにとっても大変だから』と、とても親身になってくれます。

大人のことで犠牲になるのはいつも子供達だと思いますね…
親としては、とにかく出来ることをしていくしかありません。


ゆきさん、写真スゴイですね!!
ビックリです~!
これからも沢山紹介して下さい♪
とてもあったかい写真ですね。

何だか味噌汁飲みたくなりました。
(千 昌夫かい… 爆)
[ 2008/11/20 23:53 ] #Ehezeppo [ 編集 ]
2枚目のような風景好きぃ~♪
こちらではこんなふうに重ねて置いてあるのはあまり見かけたことはありません。
小さいときから目にするのは木を組んだものに引っかけて干して(?)あります。
地域によって違うんですね!
ゆきさんの記事を拝見して初めて知りました。

子供たちからするとお休みが減るのはつまらないことでしょうね。
でも、親からすると、もう少しまともな(?)勉強をしてもらえるようになるのはうれしいことです。

円周率の件はなんで3.14を3にしないといけないのか不思議でした。
3.14で計算すればいいじゃないですかっ!
ねぇ!

「ゆとり」=勉強を簡単にしてしまうことではないはずです。
土曜日がお休みになり子供たちの心は豊かになったんでしょうか。
ゲーム三昧のこの時代の子供たち。
お友達と一緒に遊んでいても、テレビに向かって無言でゲームをしてることだってあるわけですよね。
そういう時間を増やすことがゆとり教育ではなかったはず。

「ゆとり教育」とかこつけて大人の都合を押しつけただけだと思います。
そのゆとり教育ゆえに(いや、ゆとり教育でなくてもだと思うけど…)おバカに育ってしまった子供が我が家には2匹もいます……。
[ 2008/11/21 00:01 ] #6XDsbMX2 [ 編集 ]
さすがお仕事柄熱く語っていますね!
頷きながら読ませていただきました

家も土曜のお休みはゲーム三昧で終わりって感じなんですよ
毎週遊びに連れて行くなんてできないし
お友達の家に遊びに行かせるにしても午前中は
あちらも忙しいだろうとか色々考えちゃうしね^^;

今日の写真素敵ですね
温かさを感じますね・・ほこほこ
[ 2008/11/21 09:08 ] #HIn9vuQ2 [ 編集 ]
稲こ積み、というんですね!初めて知りました。土を掘って土手を作って積む・・うーん、興味深いです。
竿のようなものに一列に吊るしてあるのは、時々見ます(あれは違うのかな?)

ダーリンは青々した水田も、稲刈りしたあとの、こういう風景も大好きで、同じような写真を何枚も撮ります。
農家の経験がない私でも、この風景は、ジンとくるものがあるなあー。日本人なんだな。


今の教育の現状については詳しくないのですが、学校5日制といい、ゆとりといい、なんだかものすごくピントがずれていると感じていました。
やるべきことが時間内にできなくて、学年が終わってから補習したという学校もありましたね。

円周率は3なんですか?
「・・ヒトミゴロ・・」なんてゴロ合わせしながら覚えた私達は・・
小数点以下をはしょってしまったら、円が大きくなるほどに、その誤差はどうなってしまうのかしら。

誰かさんの都合で、ゆとりにされたり詰め込まれたり。子供達にしわ寄せがいくのね。
「共通一次試験」はじまりの頃の私は、いい時代に育ったかなあ・・?

友人が、今は塾ナシでは受験できないって言ってました。学校の先生が、「この先は塾で習ってください」と平気で言うんだそうです。学校は信用できなくなってきているとしたら、ゆきさんのような方は、ますます必要になってきますよ。

ホトケノザ、秋の七草ですね。
とてもいい色ですねー!







[ 2008/11/21 09:56 ] #- [ 編集 ]
お子さま。来春小学一年生ですか。
かわいいでしょうね。
そうなんです。昔は学校に入ったばかりの頃は、慣れさせるまで、ゆとりをつくって授業時間は最初少なかったのですよね。
教職員のバックには、強~い! 日教組がありますから! 

おっしゃるとおりですね。日本経済を発展させるためには、当時はそのような政策が必要だったのでしょうね。
ところがその副作用として子どもの孤立化を招いてしまいました。
何ごとも作用があったら反作用はつきものです。国や地方、近隣の住民で、すぐに何らかの対策をうてばいいのですが・・・
子どもが一人になる時間ができてしまっても、両親がその分、忙しい中を時間を作って、対話してあげて子どもの孤独感をホローしてあげると安心すると思います。

いつもコメントありがとうございます!
[ 2008/11/21 13:39 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
拍手まで ありがとう!
お友達に教育に詳しい方がいらっしゃって、そして親身になっていただけて心強いですね。
そうなんです。算数も二年生から、かけざんの九九を覚えていかなくてはいけないので、お風呂場!での親の協力は絶対必要です。
小学生の算数で、平均して生徒が一番難しがるのは、後の学年で習う百分率と割合です。ここの単元は要注意です!

そうなんですよね。大人にとっての都合のよいことをして、結局、子どもにそのつけが回ってきます。

ヘタな写真もほめていただけると嬉しいです! 
寒いと、朝の熱いお味噌汁は一段と美味しいですよね。

訪問ありがとうございまーす。
[ 2008/11/21 13:40 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
写真、そう言っていただいて、ありがとう。
おそらくそうだと思います。地域によっては束ね方が違うようですよ。
他の県では、れんさんが書いてあるとおり竹などに引っ掛けてあるのを見たことがあります。

円周率については、「3でもよろしい」となぜ決めたのかは分かりません。いいはずがないですよね。小数点以下がなければ、筆算があまりにも簡単になりすぎます。

ゆとり教育では国は、休みになる土曜日の活用方法を地域に任せていたんです。こちらの地域では中学生の場合、土曜日は地域に子どもを育ててもらおうと、たとえば近辺の奉仕活動とかをやっていました。そのため学校の部活は全面禁止。
しかしちゃんとしたマニュアルがないものだから、それは長続きせずに禁止だった部活が解禁となりました。部活していない子どもは遊びです。遊ぶんだったら学校に行かせた方がマシです!

いえいえ。れんさんのお子さまだから、これからもしっかり育っていかれると思います!
[ 2008/11/21 13:40 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
ありがとうございます! つい、熱くなっちゃいました。笑!

どこもだいたい同じなんですよね。子どもはゲームに夢中になっちゃいます。ゲームもいいけれど、なかなか限度を守ってくれないものです。
では、土曜日はタコたんちへ出張して怪獣ちゃんを見てあげるね。
そのかわり、タコたんは、私に絵を教えてね。爆!
ビールとつまみは自前で持ってきますから。爆!
[ 2008/11/21 13:41 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
地域によっては昔は、天日干しの方法がちょっと違うようですね。それも同じ稲ワラの天日干しだと思います。
ダーリン、すっかり日本人ですね。私もこの稲こ積みは、最近は滅多にお目にかかることがなかったので夢中で何枚も撮りました。笑!

そう、最近ありましたね。高校の地歴で(特に世界史)。高校によっては卒業まぎわにドタバタしていました。
これは受験選択科目に不必要だからと、高校学習指導要領で必修だと定まっているのにも拘らず無視されちゃっていました。
いくつか原因がありますが大学入試では世界史は敬遠されがちな科目なんです。
それと昔と違い、今は高校の授業が複雑な仕組みになっています。またゆとり教育のしわ寄せもあるんだよね。

そうです。小学校の頃、教科書には円周率が小数点以下、ずらり数字が並んでいたのを覚えさせられました。今でも忘れていません。笑!


>「共通一次試験」はじまりの頃の私は 

↑↑爆! シエラさん。まじっすか? 私も共通一次が導入された頃ですよ。 
でも私は、家が百姓で貧しかったので
小学校までしか行けませんでした。爆! (明治時代かっ。

ところで・・・   Σ( ̄□ ̄;)ぇっ
たしかシエラさんは24歳でしたよね。私は29歳。
ちょっと、シエラさん。歳ごまかしたね。ばれたよ。本当は29歳か28歳じゃないの?

写真も褒めていただいて、うれしいです!
[ 2008/11/21 13:43 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
>たしかシエラさんは24歳でしたよね。私は29歳。
ちょっと、シエラさん。歳ごまかしたね。ばれたよ。本当は29歳か28歳じゃないの?

焦って今確認しました。

共通一次が導入されたのは、4つ年上の姉の頃でした・・・
姉が大騒ぎしていて、すっかり記憶が混ざってました。姉にメールしたら、
「なぜそんな恐ろしく昔のことを言い出したのか?」
不思議がってました。

ああ、年齢詐称にならなくてよかった。
私は堂々と24歳でーーす♪♪
[ 2008/11/21 14:37 ] #- [ 編集 ]
>焦って今確認しました。

わざわざ、お姉さまにも確認していただくなんて、お手数おかけして、すみませんでした。
お姉さまには、ゆきのひとりごとの ゆきから年齢詐称の疑惑!をかけられたことをお話しされてください。

そうだったんですか! お姉さまとは、私が一つ年上の29歳なんですね。

そうとは知らずに、私はシエラさんの年齢を疑ってしまいました。罪深いヤツです。

これでシエラさんの24歳は納得できます。すっきりです。爆×1000!
[ 2008/11/21 15:10 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
疑い晴れてなにより♪

しかし。
姉も私も国公立なんか関係ない頭だったのに、
なぜ大騒ぎしていたのか不思議です。

姉もメールで
「なぜ大騒ぎしたのか覚えていない」と言っていました。
しかも私は当時中3ぐらいだよ?

そのくせ、いつからセンター試験とやらになったのかも知らない私です。


[ 2008/11/21 15:44 ] #- [ 編集 ]
中3で、大学入試のことが、お姉さまと大騒ぎになるなんて、ちょっとすごいです!
おそらくですが、当時は初めての全国共通試験だったから各高校でも、出題内容がどうなるのか、などと先生達にも話題に上がっていたはずです。
今では私立もセンターに多く参加していますが、当時は私・国立には関係なく、生徒にも話題としてあがっていたのでしょうね。
[ 2008/11/21 16:01 ] #LvECUUZU [ 編集 ]
お久しぶりです^^;;
帰国してから時差ぼけで(時差は無いはずだけどw)
なんか毎日眠気との戦いです。。。

円周率の‘3’にはビックリしましたよね!
3.14 が3になったって、ゆとりとは関係ないんじゃないかと。。。
私が子供の頃は小数点以下を何桁覚えられるか
みんなで競争したこともあったと記憶しています。
‘3’ではそんな気にもならないですね><

日本の学習レベルの復活を期待しています♪
[ 2008/11/22 21:11 ] #- [ 編集 ]
ももさーん
お帰りなさい!

お疲れ、はやく取れるといいですね。


>3.14 が3になったって、ゆとりとは関係ないんじゃないかと。。。

ゆとり教育って、何がゆとりだったんでしょうね。
学習時間にゆとりがなかった結果だね。

うん。私も覚えました!

今後の教育に期待。
そうでないとジャパンは中国の一州になっちゃいます。

週明けに、ゆっくり訪問しに来ますね。
韓国旅行の土産話を楽しみにしています!

コメントありがとうございました。
[ 2008/11/22 23:14 ] #- [ 編集 ]
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